新宿御苑は、東京都新宿区と渋谷区にまたがる庭園です。
新宿御苑の面積は、約58ヘクタール、その広い庭園の中に、たくさんの木が植えられています。
紅葉の季節になると、新宿御苑のいたるところに植えられている木が、黄色や赤に色づきます。
今回は、新宿御苑の紅葉を紹介したいと思います。
新宿御苑の紅葉

新宿御苑は、とても広い庭園です。
そして、その広い庭園の中に、たくさんの木が植えられています。
秋になると、木々は綺麗な色に色づきます。
庭園内には広い芝生がたくさんありますので、紅葉を見ながらピクニックを楽しむことが出来ます。
また、プラタナス並木など、ロマンチックな紅葉スポットもたくさんありますので、デートにもぴったりです。
都心にある庭園のため、電車でのアクセスも便利です。

新宿御苑の紅葉の見頃|紅葉の時期はいつ?

新宿御苑の紅葉の見頃は、11月中旬から12月中旬頃です。
新宿御苑は非常に広く、庭園内の至る所に、色々な種類の木がたくさん植えられています。
植えられている木の種類や、植えられている場所、太陽の当たり方などによって、紅葉の仕方は随分と違っています。
紅葉の見頃と言われる一か月の間に、新宿御苑を何度か訪れても、その時々によって、見頃の紅葉は違ってきます。
新宿御苑は、何度行っても色々な紅葉を楽しめる、素敵な庭園です。
新宿御苑の紅葉スポット|整形式庭園のプラタナス並木

こちらは、整形式庭園のプラタナス並木です。
新宿御苑の紅葉の見頃は、11月中旬からと言われていますが、こちらの写真は11月上旬に撮りました。
このころはまだ、緑の葉っぱも少し残っていましたが、葉が枯れていない状態なので、黄色のプラタナスの木はとても綺麗に見えました。

白い幹と少し緑が混じった黄色いプラタナスの並木は、ヨーロッパに旅行に来たような、素敵な風景でした。
デートスポットとしても、お勧めです。

こちらは、11月下旬のプラタナス並木の様子です。
少し葉が枯れかかってしまい、全体的に黄色から茶色いイメージでした。
新宿御苑の紅葉の見頃は11月中旬からですが、プラタナス並木はもう少し早く見に行った方がいいかもしれないと思います。

なお、プラタナス並木の隣には、バラ園があります。
新宿御苑の秋バラの見頃は、10月下旬から11月上旬です。
この時は、11月下旬に紅葉を見に行きましたが、バラ園にはまだバラが残っていました。
新宿御苑の11月は、紅葉も見れて秋バラも見れるという、なんとも贅沢な季節だと思いました。

新宿御苑の紅葉スポット|風景式庭園のユリノキ

こちらは、風景式庭園のユリノキです。
こちらもやはり、11月上旬にユリノキの紅葉を見ました。
11月下旬に再度ユリノキを見に行った時、葉っぱはもうほとんど落ちてしまっていました。
そのため、風景式庭園のユリノキは、11月上旬頃に見に行ったほうがいいと思います。

風景式庭園には、広い芝生があります。
こちらで紅葉を見ながら、ピクニックをするのも楽しいと思います。
新宿御苑の紅葉スポット|日本庭園のもみじ

日本庭園にはもみじがあります。
11月下旬になると、日本庭園のもみじは赤く色をつけます。

こちらは、池の近くにあるもみじです。
真っ赤な葉をつけたもみじの枝が、池に向かって伸びているのが綺麗でした。

日本庭園庭には松の木などがたくさんありますので、全体が赤くなるわけではありません。
全体が緑の中に、ぽつんぽつんと真っ赤な個所があるようなイメージです。
新宿御苑の紅葉スポット|母と子の森のラクウショウ・メタコセイア

新宿門から入ってすぐ右側に曲がり、一番右端の道路を歩いて母と子の森に向かうと、そこでは珍しい紅葉を見ることができます。
ラクウショウとメタコセイアです。
どちらの木の名前も、あまり聞いたことはないのではないでしょうか?
こちらの木がラクウショウです。
11月下旬になると、このラクウショウの木の葉は、赤茶色に変わります。

こちらはメタコセイアです。
メタコセイアの葉は、黄色に変わっていました。

こちらは新宿門側の道から、母と子の森のラクウショウを見たところです。
ラクウショウはとても大きな木です。
黄緑の森の中に、大きなラクウショウが何本も植えられており、その葉っぱが赤茶色に染まっていました。
そのコントラストが、なんともおとぎの国に迷い込んだかのような、幻想的な風景となっていました。
赤茶色の葉っぱと言うと、地味な感じがするかもしれませんが、このラクウショウの森は、想像していたよりもずっときれいでした。
珍しい紅葉ですので、新宿御苑に来た時は、ラクウショウの紅葉も見ていて欲しいと思います。

左側にメタコセイア、右側にラクウショウです。
黄色と赤茶色で地味な感じですが、実際にこの下を歩いてみると、とても綺麗な風景であることに驚くと思います。
新宿御苑の紅葉スポット|玉藻池の紅葉

こちらは玉藻池です。
日本庭園である玉藻池には、松の木などが多く、そんなにたくさんの紅葉はありません。
でも、池の中にはたくさんのカモが泳ぎ、池に向かって黄色い葉をつけた木の枝が伸びていました。

その隣には、赤い葉をつけた木の枝が池に向かって伸びていました。
玉藻池は、所々に秋の気配を感じることができる庭園のようでした。
新宿御苑の紅葉スポット|モミジ山で紅葉狩り

千駄ヶ谷門から一番外側の道を通って、整形式庭園に向かう道の途中には、モミジ山があります。
12月頃になると、この辺りのもみじは真っ赤に色づきます。

枝が低い位置まで伸びている木がたくさんあるので、この辺りではもみじの葉を近くで見ることができます。
もみじの葉は、真っ赤に紅葉して、とても綺麗でした。

周辺を見るとまだ、紅葉途中と思われる、緑や黄色、オレンジ色のモミジもありました。

もみじの葉に太陽の光があたり、オレンジから黄色にグラデーションしながら輝いていたのがとても綺麗でした。
新宿御苑の紅葉スポット|下の池のカエデ・ポプラ・メタセコイア

モミジ山と整形式庭園の間には、下の池があります。
こちらは、日本初の木を模した橋である擬木橋がある以外、それほど見所のないところだと思っていました。
散歩でちょっと通り過ぎたぐらい、と言う人が多いのではないでしょうか?
そんな、普段は目立たないような下の池が、紅葉の時期になると、驚くほど見どころ満載になります。
こちらは、中の池の方から下の池を見たところです。
池の周りには、赤・オレンジ・黄色などの木が立ち並び、おとぎの国かと思ってしまうような風景です。

下の池を、反時計回りに一周してみました。
池には鴨が泳ぎ、赤やオレンジの葉をつけた枝が、池に向かって伸びていました。
そして、赤やオレンジの葉が池に映り、池は色とりどりに輝いていました。

こちらは、擬木橋から下の池を見た風景です。
池の周りはカラフルに彩られ、池にも色々な色が映っていました。

こちらは、擬木橋全体を見たところです。
擬木橋の周りのもみじは、オレンジや黄色に綺麗に紅葉していました。

さらに池に沿って、中の池の方に戻ってきました。
下の池の方を見ると、紅葉したモミジがたくさんあり、燃えるような赤やオレンジで埋め尽くされていました。
もみじの葉に太陽の光が当たると、赤やオレンジ・黄色にキラキラと輝き、説明するのが難しいほど綺麗な光景でした。
普段は、下の池に行く機会はあまりないと思いますが、紅葉の時期だけはとにかく、下の池に紅葉を見に行ったほうがいいと思います。
新宿御苑の紅葉スポット|中の池のNTTドコモ代々木ビルとメタコセイア

こちらは、下の池の隣にある、中の池です。
この辺りは、それほど紅葉は多くありませんでした。
NTTドコモ代々木ビルの隣に、赤茶色のメタコセイヤが並んでいました。
とんがった建物の隣に、とんがった紅葉の木が並ぶのは面白いと思いました。
新宿御苑の紅葉スポット|大温室前のタムケヤマ

大温室の前には、大きくて赤い、ふわふわした丸いものがありました。
こちらは、タムケヤマという名前のカエデです。

こちらは、タムケヤマを裏側から見たところです。
低い木の周りには、真っ赤に紅葉した葉がたくさん付いていました。
赤い葉に太陽の光が当たり、キラキラと輝いていました。

タムケヤマは低い位置までたくさん葉をつけていたので、葉を近くで見ることができました。
もみじとは違い、細長い葉が沢山ありました。
新宿御苑の紅葉スポット|大温室前のイチョウ・メタセコイア

大温室の前では、イチョウやメタコセイヤの紅葉を見ることができます。
この時は12月上旬だったので、イチョウの葉は真っ黄色に変わっていました。

上を見上げると、あたり一面、真っ黄色のイチョウの葉で埋まっていました。

足元を見ると、やはりこちらもイチョウの葉がたくさんあり、イチョウの絨毯が敷かれてるようでした。

この辺りは、前を見ても上を見ても下を見ても、どこを見ても黄色ばかりで、辺り一面が黄色い葉をつけたイチョウで埋め尽くされていました。

イチョウの横には、赤茶色に紅葉したメタコセイアが三本立っていました。

少し離れて見ると、大温室を背景に、左側には真っ黄色のイチョウ、右側には赤茶色のメタコセイアが見えました。
この辺りの紅葉も、本当に綺麗でした。
新宿御苑の紅葉スポット|新宿門周辺のもみじ

大温室から新宿門に向かうと、赤く紅葉したもみじがたくさん見えてきました。

こちらのもみじは、真っ赤ではなく、オレンジや黄色の葉をつけていました。
木の隙間から太陽の光が差し込み、葉はキラキラと輝いていました。

さらに新宿門の方に進んで行くと、赤やオレンジ、黄色など、色々な色が交じり合ったもみじのトンネルが見えてきました。

この辺りのもみじは、真っ赤に紅葉しているものがたくさんありました。

もみじは、近くで葉が見えるくらい、低い位置まで枝を伸ばしていました。

ふと左上を見上げると、緑や赤・オレンジ・黄色の葉っぱに囲まれて、NTTドコモ代々木ビルが見えました。
合成したのではないかと思うほど、びっくりするくらい素敵な構成で写真が撮れました。

上を見上げると、空は赤やオレンジ・黄色のもみじで埋め尽くされていました。

もみじの林には太陽の光があたり、もみじの葉は赤やオレンジにキラキラと輝いていました。
都会にいることをすっかり忘れてしまったほど、大自然豊かで素晴らしい秋の風景でした。
新宿御苑の紅葉 |まとめ
いかがでしたでしょうか?
新宿御苑は非常に広い庭園なので、紅葉の景色も様々です。
イチョウやもみじを始めとし、プラタナスやユリノキ、ラクウショウ、メタコセイアなど、特徴のある木もたくさん見ることができます。
紅葉の時期と一言で言っても、その時々によって、新宿御苑の風景は様々です。
何度訪れても、その時にしか見られない、色々な紅葉があります。
新宿御苑の紅葉は、少し時期をずらして、何度か行ってみることをおすすめします。
